〈ご挨拶〉

日本商工会議所
会頭 三村 明夫

日本商工会議所青年部 第33回北海道ブロック大会石狩大会の開催にあたり、一言ご挨拶を申しあげます。
はじめに、度重なる大規模自然災害で、各地において大きな被害が発生しました。衷心よりお悔やみとお見舞いを申しあげます。一日も早い「生活の再建」と「事業の復旧・復興」を祈念するとともに、「災害に強い国づくり」が必要だと思います。
さて、新型コロナウイルスの感染拡大により、世界の経済・社会はリーマンショックを超える深刻な影響を受けております。今のところ、完全な収束が見通せず、経済社会活動が正常化に至るまでには、長期戦が想定されます。
加えて、わが国は、人口減少・少子高齢化や地方創生など、従前から抱えている構造的な課題に直面しています。
当面は、コロナ禍からの再起に向け、「感染症対策と経済活動の両立」が必要であり、感染症の第2波、第3波等による経済収縮を起こさないよう、検査体制の拡充と医療提供体制の安定化をはじめ、確固たる対策を実施する必要があります。
他方、コロナ禍を通じて、我々は、多くのことを学び、また日本の強みと課題の両面が浮き彫りになりました。このコロナ禍をチャンスと捉え、わが国の将来を見据えた取組みにチャレンジすべきです。例えば、業種業態で差異はありますが、一般的には、オンライン会議やテレワークの活用は、非常に有効です。
一方、家族・友人・社会との「つながり」が、幸せの重要な要素であることを改めて実感しました。経済的な豊かさを維持・向上しつつ、「つながり」の時間を確保するためには、個々人、個々の企業、そして社会全体の「生産性を向上させる」ことが不可欠です。その重要なカギは、今や世界第31位(2018年。IMF)にまで落ち込んだ「1人当たりGDPの向上」であり、YEGメンバーをはじめとする「経営者の意識・行動」だと思っています。
生産性の向上に向け、「デジタル技術の実装」を急ぐとともに、独創的な製品やサービスの創出、設備投資や国内外の販路開拓など「付加価値の向上」が必要です。また、経済の新陳代謝に資する、事業承継・M&Aや創業も重要です。
さらに、サプライチェーン全体での競争力強化や地域経済の活性化には、「大企業と中小企業の新たな共存共栄関係の構築」が必要であり、「パートナーシップ構築宣言」の賛同企業を増やし、「コロナ禍後の未来を切り拓く」ことが肝心です。
またコロナ禍は、東京一極集中など「集積のデメリット」も浮かび上がらせました。地方移住への関心が高まっているとの調査結果もあり、リモートワークなどを活用し、「地方創生」を本格化させることが重要です。
これら山積する課題解決に向け、中心となるのは、経済の主役である我々民間であり、とりわけ、今を刻む責任世代として、地域の次代を担うリーダーであるYEGの取り組みが、極めて大切です。
今年、米良会長は、「The Roles and Wishes of YEG」をスローガンに掲げ、新たな時代を自分達で作り出すべく、コロナ禍に屈することなく積極果敢に事業を展開されています。
コロナ禍を契機に、米良会長が全国415YEGの取組や課題等を都道府県単位でお聞きする「オンライン懇談会」の実施や、YEGメンバーがリアルとオンラインを選択して参加できる「ハイブリット研修会」の開催、新しいビジネスプランの創造・磨き上げを支援する「ビジネスプランコンテスト」の実施など、ITを積極的に活用し、YEGのレベルアップに役立つ事業に取り組んでいます。
YEGの「変化対応への力強い挑戦」により、「希望溢れる未来の地域やわが国」が実現できるよう、大いに期待しています。
日本商工会議所は、全国の515商工会議所ならびに青年部の皆様との連携を一層強固なものとし、地域そして日本の未来を切り拓いていく活動に全力で取り組みます。今後とも、青年部の皆様のより一層のご協力を、よろしくお願いいたします。
結びに、大会のご成功と、ご参会の皆様のますますのご発展をお祈り申しあげ、私の挨拶といたします。

日本商工会議所青年部
会長 米良 充朝

日本商工会議所青年部「第33回北海道ブロック大会 石狩大会」が開催されますことに心よりお喜び申しあげます。主管地である石狩YEGならびに北海道商工会議所青年部連合会の皆さまの、手や目や耳やあらゆる手段を使って探し続けた開催の形であるかと存じます。多くの災禍の中、厭わず開催の形を求め続けた、地域を担う事への責任感と単会、道連での繋がりの深さに心からの敬意を表すとともに、心から御礼申しあげます。また、約束された日常がさらさらと流れる平時であれば、まっすぐに開催できる日を見つめ、一日を積み重ねていくところ、今年度のような非常時では常に心を奮わなくてはならなかったと存じます。重ねて本日までの全ての日々に最大級の労いを贈るものです。
今の世界はすべての状況が刻々と千変万化しております。今までの慣習が参考にならなくなり、今取り組むべきことが急に取り組んではいけないことになり、今からに対して期待していたことを根底から変えなくてはならなくなりました。変化の質と速度が劇的に変化しております。しかしながら、そうした中にあっても自分の役割を全うし、願いを少しでも叶えられるように邁進していく多くの仲間がいます。どんな災禍や逆境にあっても、幾度となく方向転換を強いられても不撓の精神で立っている仲間がいます。私たちが持つべき心根は、この不撓の精神であると信じております。そしてこの精神はただ一人では、継続していけないものでもあります。同じ心を持つ者同士で支え合わなくては、不撓の精神も継続が困難になります。私どもYEGが存在していく意義を、ここにも持ち合わせるべきだと感じております。
本年度日本YEGは「The Roles and Wishes of YEG ~5つの役割と願いを襷に込めて、希望溢れる未来へ大輪を結ぶ~」とスローガンを掲げております。「日本を愛する者として」、「青年経済人として」、「経営に携わる者として」、「洋々たる未来を志す者として」、「地域に根差す者として」。個人、単会、道府県連、ブロック、日本とそれぞれ役割は違えども、成すべき願いは永劫の継続にあります。その根幹を担うのは個人であり、単会の皆さまです。皆さまの新しい「今」が、自企業、地域を、ひいては日本の「今から」を築いております。日本YEGは全国の単会のために存在します。どのような状況にあっても、すべての単会の皆さまの「今」に有益な日本YEGであり続けてまいります。
結びに、北海道ブロック大会の開催に当たり多大なご支援・ご尽力をいただきました石狩商工会議所をはじめ関係各位に心からの敬意を表し、重ねて皆さまの企業・地域の益々の発展と、皆さまのご家族のより良き未来を祈念いたしましてご挨拶とさせていただきます。
全ては団結と連帯の名のもとに、「今」を刻む責任世代として。未来へ Let it Roll!

日本商工会議所青年部
北海道ブロック代表理事 住吉 赳夫

日本商工会議所青年部「第33回北海道ブロック大会石狩大会」開催にあたり主催者を代表し一言ご挨拶申し上げます。
現在、私たちが住む日本の現状は、人口減少・少子高齢化、世界的なIT化の加速、大規模自然災害の頻発など様々な構造的課題や大きな変化に直面しております。
中小企業においては、特に人手不足が深刻な課題となっており、多様な人材の採用や働き方改革による企業の魅力向上など様々な改革が求められております。さらには、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、我が国においても4月に緊急事態が発令され、生活環境や経済活動が制限されるなど厳しい状況におかれています。
しかし、このような状況においても、地域の青年経済人としてまちのために何ができるのか、何をすべきなのかを熟考し、環境に合ったアイデアを出し合い、議論をしたうえで行動することが大事であり、どのような状況下においても前に進む努力を惜しまない気概を持ち続けることが大切だと考えます。この誰も経験したことのない苦境をYEGの指針でもある「豊かな郷土を築くために、創意と工夫 勇気と情熱を傾けよう」を実践し、乗り越えていきたいと思います。
石狩市は平成17年に市村合併し、石狩商工会議所青年部も今年で設立20周年の記念すべき年を迎えました。平成30年4月に道の駅石狩「あいろーど厚田」がオープン、翌年2月にはLNG(液化天然ガス)火力発電所が稼働するなど石狩湾新港をベースとした国際的な文化・経済の拠点としてめざましい発展を遂げているまちであります。
今回の石狩大会テーマである「明るく灯せ!豊かな未来の道しるべ! 」に込められた熱き思いを胸に抱きながら新たな時代の先駆けとして、青年たる我々全てのYEGメンバーが強い絆で団結し、更なる躍進ができることを強く願っております。
最後に本大会の準備に際し御支援、御協力を賜りました関係各位の皆様には、心より感謝申し上げ歓迎のご挨拶とさせて頂きます。

北海道商工会議所青年部連合会
会長 中嶋 隆

日本商工会議所青年部「第33回北海道ブロック大会 石狩大会」の開催にあたり、ご協力を賜りました各機関の皆様に感謝を申し上げますとともに、全国各地よりご登録頂きました青年部メンバーの皆様、そして全道各地の親愛なる仲間の皆様に対し、心より御礼申し上げます。
さて、今年は新型コロナウイルス感染症が瞬く間に世界各国に蔓延し、猛威を振るっております。
被害にあわれてしまった多くの皆様には、哀悼の意を表し、心からのお見舞いを申し上げる次第です。
全国各地では、医療従事者をはじめ、今なお見えない敵との戦いが続いており、本道においては、コロナ禍による道民生活・経済活動の制約により、多くの企業が、存続の瀬戸際に立つ、かつてない危機に瀕しております。
このような、地域の方々が不安を抱えている中、北海道YEGでは「試練のときを北海道YEGの力で挑む」とスローガンを掲げさせていただき、活動していくことを決意いたしました。
YEGメンバーが互いに力を合わせ、地域の先導者たる気概を持って行動を起こし、北海道経済並びに日本経済の早期回復に寄与していけるよう、我々は、歩みを止めるわけにはいきません。
今だからこそ、我々YEGに何ができるのか、何をしなければならないのかを考え、この困難に立ち向かい、ピンチをチャンスに変え、青年経済人としてさらなる成長を遂げることが、笑顔に満ち溢れた北海道を創るのだと、私は確信しております。
本大会は、スローガンを「明るく灯せ!豊かな未来への道しるべ!」と掲げており、豊かな未来への道しるべとなるよう、記念式典をWEB配信する等、新たな試みでの開催といたしました。
社会が大きく変化する中、YEGメンバーが知恵を出し合い、新たなスタイルでの大会運営に挑むことで、青年経済人としての研鑽を積み、この先の新たなYEG活動につなげていくきっかけになればと考えております。
結びに、今大会を主管いただいた石狩商工会議所青年部の会員・OB・OG・事務局の皆様によるご尽力に敬意を表するとともに、本大会の開催にあたり多大なるご支援ご協力を頂いたすべての関係各位の皆様に心から感謝を申し上げ、歓迎のご挨拶とさせて頂きます。

石狩商工会議所
会頭 榎本 哲史

令和2年度日本商工会議所青年部第33回北海道ブロック大会石狩大会が、平成17年以来15年ぶりに、当会議所青年部により石狩市において開催されますことを開催地商工会議所会頭として心より歓迎申し上げます。
また、コロナ禍にあって、休業や自粛の要請により雇用維持や事業経営に深刻な影響を受けながらも奮闘してこられたYEGの皆様。医療・介護・福祉関係をはじめ、インフラ・物流・生活必需品の整備、供給等を担っているYEGの皆様。通常とは異なるビジネス環境の中で、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図るべく取り組んでこられたYEGの皆様。すべてのYEGの皆様が、それぞれの立場でご苦労・ご奮闘を続けてこられ、本日、新しい開催スタイルの本大会に、全道・全国各地からご参加頂きましたことに対し、深い敬意を表します。
さて、石狩市は本来優れた自然環境や豊富な農水産物などの魅力、さらには北海道と世界を結ぶ国際貿易港・石狩湾新港とその背後地の650社を超える産業集積地として、また再生可能エネルギーの高いポテンシャルを備える電力供給の拠点として今後も大いに期待されております。第一次産業から第三次産業まで多様な産業が揃っており、道の駅などを拠点とした特産品の販売や観光客誘致、道外や海外への販路拡大など、地域資源を多面的に活用した地域でございます。
今回の石狩大会では、誠に残念ながらご登録いただいた皆様に石狩市の大地を直接踏みしめていただくことが叶いませんでしたが、地域経済が戦後最大の転換期にある中、本大会テーマ「明るく灯せ!豊かな未来への道しるべ!」のもと、全道・全国から経済再興に向けた「強き志」が大結集した大会であると感じております。
昨年4月は日本中が穏やかな中、新元号『令和』の発表を迎えました。現在の我が国は状況が一変し、リーマンショックや東日本大震災など、経済の大きな変動が連続したこれまでの経済危機とはまったく異質な新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、東京オリンピック・パラリンピックの開催延期も余儀なくされ、経済活動の全般にわたり甚大な影響を受けており、収束までは長期戦を覚悟する必要があります。
このようなウィズコロナ(with-corona)の状況において、山積する課題を乗り越え、日本経済再生の原動力となるのは、柔軟な発想力とエネルギッシュな行動力を持つ、YEGの皆様であると期待しております。これまでも情熱をもった若い力と強いリーダーシップにより、地域社会の健全な発展を図る商工会議所活動の一翼を担われ、各地域の活性化に大きな役割を果たしてこられました。
今後も、より一層皆様の強力なネットワークを活用され、会員相互の連携を強めるとともに、従来にも増して活発な事業活動を展開されることにより、これからの日本経済を再生するものと確信しております。
結びにあたり、日本商工会議所青年部の益々のご発展とご参加いただきました皆様のご活躍とご健勝を祈念申し上げますとともに、本大会開催にあたりご尽力・ご支援をいただきました関係者各位に対し、心から感謝と御礼を申し上げまして私の挨拶とさせていただきます。

〈ご祝辞〉

日本商工会議所青年部第33回北海道ブロック大会石狩大会 記念誌への局長祝辞寄稿

経済産業省 北海道経済産業局
局長 安藤 保彦 様

日本商工会議所青年部第33回北海道ブロック大会石狩大会が、多くの皆様のご協力とご参加のもと開催されますことを心からお祝い申し上げます。
また、商工会議所青年部の皆様におかれましては、日頃から地域経済の若き担い手として、地域づくり、まちづくりの第一線で活躍されていることに深く敬意を表します。
我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け、極めて厳しい状況にあります。経済産業省と致しましては、中小・小規模事業者、個人事業主等の事業継続を強力に支えるため、持続化給付金や家賃支援給付金の給付に加えて、資金繰り対策として実質的な無利子・無担保融資や危機対応融資の円滑な実施等に取り組んできているところです。また、感染拡大防止策を徹底しながら国内需要を喚起し、経済活動との両立を図るため、GoToキャンペーンの実施や、サプライチェーン強靱化への支援、デジタル化やオンライン化など社会変革を進める前向きな投資への支援等に取り組んでいるところです。
北海道経済産業局と致しましても、ロボットやIoT、AIなどの導入による生産性向上、食分野の海外市場獲得や、航空機産業等ものづくり分野への参入促進による新市場獲得、バイオ・ヘルスケアビジネスの拡大やスポーツ関連ビジネス創出に向けた取組への支援をしてまいります。また、地域経済を支える屋台骨である中小・小規模事業者が最大限に活躍できるよう、中小企業強靱化法における「事業継続力強化計画」の認定制度による、道内中小企業の災害対応力の強化や、中小企業の事業承継の促進を積極的に支援してまいります。
さらに、道内複数の中核市との間で覚書を締結し、各地域の特色を活かしたプロジェクトやコミュニティの再構築に資する取組を重点的に支援するなど、道内各地の地域課題の解決や稼ぐ力を高めていくための応援をしてまいります。
この度、「明るく灯せ!豊かな未来への道しるべ!」のテーマのもと、ウェブ配信による方法をとりながら、全道及び全国各地から地域経済躍進の担い手である若手経済人が、相互の研鑽と交流により連帯の輪を広げられることは、大変意義深いものと存じます。
皆様の揺るぎない情熱と柔軟な発想、そして新たな知恵と力強い行動により、自らの企業経営を通じて、新たな生活様式の創造や地域の未来を拓くために積極果敢に挑戦され、大きく躍進されますことを期待しております。
結びになりますが、本大会のご成功と、ご参加の皆様並びに商工会議所青年部の益々のご発展を心から祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

日本商工会議所青年部第33回北海道ブロック大会石狩大会に寄せて

北海道知事 鈴木 直道 様

日本商工会議所青年部第33回北海道ブロック大会が石狩市において開催されますことを心からお祝い申し上げます。
青年部の皆様におかれましては、商店街の活性化や地域振興イベントの開催など、さまざまな場でご活躍され、道内各地域の発展に向けてご尽力いただいておりますことに、深く敬意を表します。
さて、本道経済は、消費の拡大や雇用情勢の改善など回復基調が続いてきましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行を受けて、観光業や小売分野を中心に急速に悪化し、現在、官民挙げて需要喚起策に取り組んでいるものの、依然として厳しい状況にあります。
こうした中、道では、感染拡大の防止と社会経済活動の両立に向け、道民の皆様と事業者の方々と共に知恵を出し合い、感染リスクを低減させ、事業継続やビジネスチャンス拡大につなげていく「新北海道スタイル」を提唱し、その取組みを進めているところです。
本大会も、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえWEB開催への変更となり、主催の北海道商工会議所青年部連合会及び日本商工会議所青年部の皆様、並びに主管の石狩商工会議所青年部の皆様には、ご苦労も多かったことと思います。
「明るく灯せ!豊かな未来への道しるべ!」のテーマのもと開催される本大会では、地域の魅力発信力の強化を図る対談や、これからの時代のイベント開催方法を模索する企画提案などが行われ、地域を担っていく新たな世代としての商工会議所青年部の皆様にとって、交流や連携の輪を広げられる機会になるとともに、それぞれの地元の活性化や魅力的な地域づくりにつなげる契機となりますことを心から期待しています。
道といたしましても、中小・小規模企業の持続的な発展に向けて、本道経済を牽引する食や観光、ものづくり産業の振興、さらには、経営体質の強化、事業承継の円滑化や創業の促進といった対策に取り組んでまいりますので、人材の育成・確保や経営支援など地域の経済活動を支える商工会議所において、若い感性と行動力を活かした活動を展開し、ますます大きな役割を果たされる青年部の皆様には、今後ともご理解とご協力をお願いいたします。
結びに、道内各商工会議所青年部のますますのご発展、並びに皆様のご健勝とご活躍を祈念し、お祝いの言葉といたします。

歓迎のことば

石狩市長 加藤 龍幸 様

日本商工会議所青年部第33回北海道ブロック大会石狩大会が、本市で開催されますことに厚くお礼を申し上げますとともに、ご参加される皆様を心から歓迎申し上げます。
本大会は、新型コロナウイルス感染症の影響により例年のような大会運営ができず、役員のみの参加となり、会員の皆様には後日大会の模様がWEB配信されると伺っております。このような「新しい生活様式」を取り入れた形での開催をご決断され、新たな手法に果敢に取り組まれた関係者の皆様におかれましては、多くのご苦労があったことと存じます。
さて、わが国の景気は、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により急速に減退し、今もなお、様々な業種で厳しい状況が続いております。こうした中、全国の商工会議所におかれましては、この困難な状況に立ち向かい、地域経済回復のために大変な努力をされていることと存じます。
特に、日本商工会議所青年部の皆様には、まちづくりの牽引役として、地域経済の活性化はもとより、コロナ禍における地域社会の発展にむけ、多大なるご貢献をいただいておりますことに改めて敬意を表します。
本大会では、道内外でご活躍されている青年経済人の皆様が、「明るく灯せ!豊かな未来への道しるべ!」という開催地テーマの下、経済活動における交流と連携の輪を広げ、新たな生活様式の創造や企業の発展と豊かな地域社会の形成を果たし、新風を巻き起こしていただくことをご期待申し上げます。
石狩市は、古くからサケやニシンに代表される漁業と多様な農業を基幹産業として発展してきた歴史を有し、暑寒別天売焼尻国定公園などの優れた自然環境・景観、豊富な農水産物、道央圏を代表する流通・生産拠点である石狩湾新港地域を有する第一次、二次、三次産業が揃っているまちです。新港地域は、冷凍・冷蔵倉庫などの物流関連産業をはじめ、道内唯一のLNG輸入基地やLNG火力発電所が稼動開始し、さらには風力発電や木質バイオマス発電所の建設が予定されているなど、エネルギー関連産業や、データセンターなどの情報関連産業等、多様な産業の集積が進んでおり、北海道最大級の産業空間として、今後も更なる発展が期待されているところであり、石狩商工会議所青年部をはじめとした、民間の力を活用しつつ地域の発展に取り組んでいるところであります。
また、観光分野では、平成30年に厚田区にオープンした道の駅石狩「あいろーど厚田」や海水浴場、キャンプ場などに多くの方が訪れているほか、全国的にも有名な「RISING SUN ROCK FESTIVAL in EZO」が開催されております。食文化は全国的に有名である石狩市発祥の「石狩鍋」に代表されるように、サケ、ニシン、ホタテなどの海の幸、ブロッコリー、人参、ミニトマトやサクランボ、メロンなど新鮮な食材の宝庫です。今大会にご参加の皆さま並びにWEB配信でご覧になっている皆さまにおかれましては、ぜひ本市にお越しのうえ石狩の食を満喫していただければ幸いです。
結びにあたり、日本商工会議所青年部の益々のご発展とご参加いただきました皆様のご活躍とご健勝を祈念申し上げますとともに、本大会の開催にあたりご尽力・ご支援いただきました皆様に心から感謝申し上げ、歓迎の挨拶とさせていただきます。

祝辞

北海道商工会議所連合会
会頭 岩田 圭剛 様

「日本商工会議所青年部第33回 北海道ブロック大会石狩大会」の開催を心からお慶び申し上げます。
青年部の皆様方には、日頃から地域経済活性化の一翼を担い、活発な活動を展開されておりますことに深く敬意を表するところでございます。
また、商工会議所の諸事業にも積極的にご協力を賜り、地域に寄り添った事業に率先して取り組まれていることに厚く御礼申し上げます。
さて、わが国の経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、GDPが、戦後最大の落ち込みを記録する等、かつてない危機に瀕しております。
とりわけ、本道経済は、他の都府県よりも1か月早く感染が拡大し、国内外からの観光客激減や、外出自粛により甚大な影響を受け、その後、段階的に社会経済活動は再開されたものの、回復の足取りは重く、今後も予断を許さない状況にあります。
こうした時だからこそ、我々商工会議所は、その使命である「企業の活力強化による地域経済の振興・発展」を実践し、地域経済の再生とコロナ禍により厳しい経営状況にある企業が、一日も早く活力を取り戻せるよう、全力を傾注していかねばなりません。
青年部の皆様方におかれましては、地域のリーダーとしてこの逆境に立ち向かうべく、飲食業を中心とした、テイクアウトスタンプラリーの実施や、オリジナルの食事券・ドリンク券の販売、SNSを活用した店舗・メニューのPR等、独自の活動を展開されており、その果敢な行動力は、地域経済の再生に欠かすことはできません。
本大会は、感染拡大に伴い、開催が危ぶまれておりましたが、記念式典を動画配信する等、新たなスタイルでの開催に向け、創意工夫を凝らし、一丸となって取り組まれたとお聞きしており、青年部らしいひたむきな情熱と柔軟な発想力を発揮した、誠に時宜を得た大会であると、心強く感じております。
本大会のスローガン『明るく灯せ!豊かな未来への道しるべ!』に込められた決意の通り、これからの日本の明るい道しるべたる青年経済人として、より一層飛躍されますことを心からご期待申し上げます。
結びに、本大会の準備にご尽力された石狩商工会議所青年部の皆様方をはじめ関係各位に対し、深甚なる敬意を表するとともに、青年部の皆様方のご健勝とご活躍を心からご祈念申し上げ、開催に当たってのお祝いの言葉といたします。

〈歓迎の挨拶〉

大会開催にあたって

日本商工会議所青年部 第33回北海道ブロック大会 石狩大会
大会会長 鈴木 圭一

日本商工会議所青年部第33回北海道ブロック大会石狩大会の開催にあたり、ご挨拶申し上げます。
まず始めに関係各位の皆様、OB・OGの先輩の皆様、そして親愛なるYEGの皆様には、日頃より私たち石狩商工会議所青年部の活動に対して、多大なるご理解、ご支援をいただいておりますことに、心より感謝申し上げます。
石狩市は札幌市の北側に隣接しており、17世紀の初頭の慶長年間、松前藩がイシカリ場所をもうけたことを機に、サケの交易で賑わいのあった地域です。現在では石狩湾新港をベースにした国際的な文化・経済の拠点として、めざましい発展を遂げています。今大会のテーマである「明るく灯せ!豊かな未来への道しるべ!!」には未来への子供たちに豊かな社会を残せるよう、次代への先導者である我々がしっかとした道筋を示すという想いが込められています。
新型コロナウイルスの終息が見通せず、大会の中止も検討しましたが、新しい発想で今出来ることを一つひとつ進めていくことが未来への財産になると決意し、大会の開催を決断する運びとなりました。本来であれば多くの皆様に北海道石狩市にお越しいただき、石狩市の魅力を体験していただきたいところではございますが、WEB上から多くの魅力を発信してまいりますので、ぜひ、多くの皆様にオンライン参加していただきたく存じます。最後になりますが、どのような苦境に立たされようとも我々はあきらめず前に進み、今行うことが出来る新しい形で、皆様の記憶に残る大会にすることをお約束いたします。

大会開催にあたって

日本商工会議所青年部 第33回北海道ブロック大会 石狩大会
大会実行委員長 佐々木 大介

日本商工会議所青年部第33回北海道ブロック大会石狩大会に際し、行政関係各所、地元企業様、北海道商工会議所連合会、商工会議所青年部OB諸先輩方、関係諸団体の皆様より、多大なるご支援、ご協力をいただいておりますことに、心より御礼申し上げます。昨年より準備を進めてきたブロック大会石狩大会でありましたが、今般のコロナウィルス感染症の影響により、大会開催の是非を含めて開催のあり方を模索した結果、今年度の大会については当初予定を変更し、WEB配信を主体とした開催に変更することと致しました。これまでのブロック大会の大きな意義でもあった会員間の「交流」について、一堂に会しての交流を果たすことは極めて難しい状況ですが、大会テーマ「明るく灯せ!豊かな未来への道しるべ!!」のもと、先行きが不透明な状況においても、新しい「交流」や「連携」のあり方を提案し、未来を見据えた新たな地域社会を築く一歩を踏み出す大会とすべく、準備を進めてまいります。 「行動こそ時代を先駆けるべき青年の責務」の指針を胸に、今できる最大限の形を大会に詰め込み、青年部会員をはじめとする皆様へと発信してまいります。 引き続き皆様のご支援を何卒よろしくお願い申し上げます。